林内を高速で徘徊
クビボソゴミムシ（オオクビボソゴミムシ）　（オサムシ科）
Galerita orientalis

(2020.8.9：富江町)

◆分布：本州〜沖縄　　　◆大きさ：２０〜２２ミリ　　◆成虫の出現期：５〜９月

本州から沖縄にかけて見られる、２０ミリほどのゴミムシ。
頭部と胸部は赤みを帯び、黒っぽい上翅とのコントラストが
特徴的です。
森林内に生息し、夜、林の地表を歩き回って昆虫などの
獲物を探します。


(2020.8.9：富江町)

特に珍しい種類ではなく、夜の森を出歩くと（笑）よく出会う
のですが、獲物を探している時はかなり素早くて、なかなか
とまってくれません。真っ暗な中、ライトで動きを追いながら
フォーカスを合わせて撮影するのはたやすくありません。

今回はたまたま、昼も暗い場所の湿った泥の上でじっと
している個体を見つけました。ちょっと変な場所での出会い
ではありましたが、近くでじっくり観察できたので良しと
しましょう。
(2020.11.28）

参考資料　
「くらべてわかる甲虫1062種」 町田龍一郎/阿部浩志ほか　山と渓谷社 2019
「昆虫の図鑑　採集と標本の作り方（増補改訂版）」　
　　　　　　福田晴夫ほか　南方新社 2009

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