緑の金属光沢　　
ミドリカミキリ （カミキリムシ科）
Chloridolum viride
絶滅危惧�TA類(CR)…長崎県レッドリスト2011改訂版

(2006.5.28：玉之浦町）

◆分布：北海道〜九州　　◆体長：１２〜１９．５ミリ 　　◆成虫の出現期：５〜８月

北海道から九州まで、日本の広い範囲で見られるカミキリムシ。
細身の小ぶりな種類ですが、メタリックグリーンに輝いて美しいです。
初夏から夏にかけて、花に集まります。
全国的には珍しいカミキリムシではないようですが、私は島内でまだ一度しか
出会っていません。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
広葉樹の伐採木にも集まります。シイタケのほだ木にも産卵し、幼虫が
それを食べるために害虫と見なされることもあるようです。

国内の一部地域では数を減らしているようで、長崎県の最新レッドリストでは
絶滅危惧�TA類(CR）という高いランクです。福江島でも少ない、あるいは
昔に比べて減っている種類なのかもしれません。
(2007.6.30）（2020.6.13改訂）

参考資料
「くらべてわかる甲虫」 町田龍一郎・阿部浩志ほか　 山と渓谷社 2019
「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方（増補改訂版）
　　　　福田晴夫ほか　南方新社　2009
「新カミキリムシハンドブック」 鈴木知之　文一総合出版　2017

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