ハマユウの上で見つけた
アズチグモ　（カニグモ科）
Thomisus labefactus

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2006.8.6:頓泊海岸）

★分布：本州〜南西諸島　　　　★大きさ ：オス２〜３ミリ、メス６〜８ミリ
★出現期：６〜９月

海水浴客でにぎわう夏の頓泊（とんとまり）海岸。海際から離れた草地に
ハマユウの群落があります。そこで撮影をしていたときに葉の上でこのク
モを見つけました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
小指の爪ほどもない小さなクモで、白っぽい姿をしたメスです。赤い色の
オスはさらに小さくて、繁殖期にはメスのお腹の上に乗っている姿が見ら
れます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
網は張らず、葉や花の上で腕を広げて獲物を待ちかまえています。東京
では見たことがありましたが、福江で見つけたのは初めてでした。来夏、
またハマユウをのぞいてみましょう。
(2007.8.12記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考文献　「フィールド図鑑　クモ」　東海大学出版会


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