腹部に黒い点がある
チュウガタシロカネグモ (アシナガグモ科)
Leucauge blanda



                                  (2014.5.9:岐宿町・河務)


★分布:本州(神奈川以南)〜南西諸島   
★大きさ :オス8〜10mm、メス10〜13mm   ★見られる時期:6〜8月


草地や林のそばでよく見られるクモ。草や木の間に、水平に網を張って
います。細長い腹部は黄色と白のベースに黒い斑紋があります。腹部の
下のほうにある黒い点は、見分けるポイントのひとつになるでしょう。
頭と脚は、やや透明感のある赤褐色です。



後ろから見ると、こんな感じです(写真下)。



私の印象では、少し臆病なクモではないかと思います。網が揺れたりして
ちょっと驚くと、ささっと網の端っこに避難します。実は今回の写真はみな、
網の端に逃げたところを撮影しています。



島内では比較的多く見られるクモだと思いますが、あまり気づかれていな
い存在ではないかと思います。私も、子どもの頃には見たような記憶があ
りません。
(2014.6.22)                          


参考文献 「フィールド図鑑 クモ」 東海大学出版会
     
「子供の科学 サイエンスブックス おどろきのクモの世界」 誠文堂新光社

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