若葉が巻いて赤くなる
サクラハチヂミフシ

(2014.5.9：岐宿町）

◆分布：北海道〜九州　　◆できる樹木：ヤマザクラ、オオシマザクラ　　　
◆形成者：サクラコブアブラムシ（学名Tuberocephalus sakurae ）

ヤマザクラなど若葉にできる虫こぶで、
葉がねじれて巻き込んだようになります。


(2014.5.9：岐宿町）

赤みを帯びて目立ち、法面などに生えた若いサクラでよく
見られるような印象です。


(2021.5.8：岐宿町）

このようになるのはサクラコブアブラムシの寄生によるものです。


(2021.5.8：岐宿町）

サクラコブアブラムシは6月頃にヨモギに移りすみ、そのあと秋に
なってからまたサクラ類に戻ってくるのだとか。
アブラムシは小さな生きものながら、その生活史は
さまざまな驚きに満ちていそうです。
(2022.5.15）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料
　「虫こぶハンドブック」 　薄葉 重　文一総合出版　2004

※一覧に戻る