テーブル状サンゴを探せ
キモガニ （オウギガニ科）
Cymo melanodactylus

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2006.8.12：福江海中公園・水深10ｍ）

★分布：紀伊半島以南の南日本、インド洋・西太平洋　　★甲の幅：１．５センチ

サンゴガニ同様、サンゴを住みかにするカニです。
紀伊半島以南からインド洋・西太平洋に分布し、甲の幅１・5センチほどに
なります。親指の爪ぐらいですね。
サンゴガニとはやや違ったタイプのサンゴで見られます。いわゆるテーブ
ルサンゴを探せば、比較的簡単に見つけることができるでしょう。一つの
サンゴに何匹もついていることが普通です。サンゴの枝の根元やくぼみに
半分だけ隠れて半分だけ出ている感じで、ほとんど動きません。体には毛
がたくさん生えていて、モコモコしたユーモラスな外観ですが、青い目がな
んとなく無表情に感じてしまいます。偏見でしょうか。
(07.2.12記）

※参考文献　「エビ・カニガイドブック」　TBSブリタニカ
　　　　　 　　　「海の甲殻類」　文一統合出版

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