ずんぐり体型の小さなイカ
ボウズコウイカ　（コウイカ科）
Sepia erostrata

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(07.1.25：中通島・道土井湾：水深５ｍ）

★分布：房総半島～九州　　★胴体の長さ：６センチ

比較的浅い水深で見られる小型のイカです。コウイカと呼ばれる、ずんぐりした体型の
イカの仲間です。オスは一部の足先が長いのが特徴だということなので、
まさにこの写真はオスだろうと思います。

アオリイカは群れていることが普通ですが、このコウイカの仲間はほとんど
単独で見られます。アオリイカのように水面近くや中層で泳いでいることはなく、
岩や海底近くで浮いています。

コウイカの仲間は不思議な眼をしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(06.5.19：中通島・道土井湾：水深５ｍ）

手元の図鑑によれば、ボウズコウイカはカイメン（岩などに付いて生きる生きものの一種）の
中に卵を産みつけるとのこと。いずれぜひその姿を観察してみたいものです。
(07.10.13記）