瓦のように岩を覆う　
カワラサンゴ　（クサビライシ科）
Lithophyllon undulatum

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2007.7.31：中通島・青木:水深5m）

★分布：フィリピン、台湾、沖縄〜本州南部　

五島など温帯の海では、岩を覆うように広がるタイプのサンゴがよく見られます。
このカワラサンゴもそのひとつで、五島近海でも普通に見られます。
上の群体は直径で50〜60センチほどでしょうか。
緑がかったものや黄色っぽいもの、褐色のものなど、色はバリエーションがあります。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2007.7.31：中通島・青木:水深5m）

葉のように広がった部分が瓦（かわら）のように重なります。
また、いちばん外側の部分は下の写真のように、キノコのような形になっていることが
よくあります。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2006.8.11：福江海中公園・屋根尾島:水深8m）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2007.7.31：中通島・青木:水深5m）　　　　　　　　　　　　

沖縄などサンゴ礁海域にもあるらしいのですが、私はまだ南の海では
見たことがありません。温帯地域でよく目立つサンゴです。
(2007.12.8記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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