カラフルな海の花笠
ハナガサクラゲ　（ハナガサクラゲ科）
Olindias formosa

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　(2012.6.8：中通島・青木：水深５ｍ）

★分布：本州〜九州　　★傘の直径：１０センチ

本州から九州で見られるクラゲで、傘の直径は１０センチ以上に達します。
その触手の先は紫、緑に染め分けられ、美しいクラゲとして知られていま
す。蛍光のような輝きまで感じられるほどです。花笠の名はまさに言い得
て妙ですね。



岩の上や海藻の間などに着底していることが少なくありません。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2017.7.31：中通島・道土井湾：水深１２ｍ）

傘からも触手が出ているということも、大きな特徴です。



美しくはありますが、触手には強い毒があります。刺されるとひどく痛む
そうです。死ぬほどではないようですが、体験したくはないですね。



日本からは海外の水族館にも輸出されているそうで、「フラワーハット
ジェリー」と呼ばれて人気があるのだそうです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2012.6.8：中通島・青木：水深５ｍ）

五島の海でも時々目にします。次回の観察機会にはビデオを撮ってみた
いと思います。
(201.9.3.10）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料　 「クラゲガイドブック」　並河 洋/楚山 勇　TBSブリタニカ　　　　
　　　　　　　「最新クラゲ図鑑 110種のクラゲの不思議な生活」　
　　　　　　　　　　　　　　　　三宅裕志/Dhugal Lindsay　誠文堂新光社
　　　　　　　「魅惑的な暖海のクラゲたち」 久保田 信　

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