砂地にぽっこり 　
グミカイメン（マルガタカイメン科）
Tetilla japonica

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2010.3.23：福江沖・多々良島：水深10ｍ）

★分布：本州沿岸（山と渓谷社「海辺の生きもの」の記述）　　　　★大きさ：高さ３センチほど

砂地の海底に見られる小型のカイメン。丸っこい形に、目立つ一つ穴が特徴です。
図鑑を見ると、いくつも群生する場合もあるようですが、五島では今のところ
ぽつんぽつん…という形でしか見つけていません。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2009.7.16：中通島・道土井湾：水深17ｍ）

福江周辺だけでなく上五島海域でも見つけています。
ところで手元の図鑑ではグミカイメンの分布域を「本州沿岸」としています。
図鑑の記述と現実が異なることはよくあることではあるものの、もしかしたら
違う種類であるという可能性もあるわけです。
カイメンの種類を外見で正確に見分けるのは難しい場合が多いそうなのですが…。
今のところグミカイメンとしておきますが、まだまだ多くの観察が必要ですね。
(2009.5.27記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考文献：「海辺の生きもの」（山と渓谷社）
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