岩場に見られる小型種の正体は？
カイメンの一種�B

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2010.3.23：福江沖・屋根尾島：水深10ｍ）

★分布：不明　　★大きさ：３〜５センチほど

岩場に見られる小型のカイメンです。薄い紫色で、表面には網目状の模様が見えます。
福江沿岸ほか若松島沿岸でも同じと思われるものを撮影しているので、きっと
五島海域で広く見られるカイメンでしょう。



下の写真ではサンゴのまわりに群生しています。



これを見ていて今頃ハッとしたのですが、この小型カイメンはもしかして
ザラカイメン（下の写真）の成長前の姿では!?
もしそうであるとすれば、それはそれで面白いですね。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2006.5.20：若松島沿岸：水深不明）

今のところ詳細は謎ですが、どこか1カ所のカイメンを覚えておいて、それを継続的に
観察していけばその答えはわかるでしょう。しかし、そのことに気づくのが遅すぎました。
また探さなければ…１からやり直しですね。
(2010.4.3記）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考文献：「海辺の生きもの」（山と渓谷社） 　　「フィールド図鑑 海岸動物」東海大学出版会
　　 　　　　「海辺にいる生きもの」長岡書店
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