じゅうたんのように広がる
ハイゴケ 這蘚 （ハイゴケ科）
Hypnum plumaeforme Wilson

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2017.3.19：岐宿町・浦の川園地）

★分布：日本全土、東アジア、ハワイ

日本全国で見られるコケ。日当たりがよくて湿り気のある環境を好み、土
手や石垣の上などに群落をつくります。上の写真の場所は川沿いの園地
の土手で、斜面全体を覆うように広がっています。まるでじゅうたんのよう
です。這うように広がるのでハイゴケの名があります。



明るい黄緑色をしていることが多いと思います。上の写真はやや乾燥し
ている状態なのか、くるっと巻いています。一方、下は水分が多い時だと
思われますが、よく広がっています。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2017.4.1：富江町・繁敷）

ひとつの植物体は10センチほどに伸びます。下の写真は長さ１センチほ
どの枝です。葉の先が鎌状に曲がっているのが大きな特徴だというので
すが、葉そのものが非常に小さく、ルーペで見ないとわからないサイズで
す。



一度わかるようになると、島内でもあちこちで見られることがわかりました。



園芸にもよく利用される種類なのだそうです。
(2017.8.20）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料　「フィールド図鑑 コケ」 東海大学出版会
　　　　　　　「ときめくコケ図鑑」 山と渓谷社社
　　　　　　　「三河の植物観察（ＨＰ）」
　　　　　　　
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