木や壁に着生
ノキシノブ　軒忍 （ウラボシ科）
Lepisorus thunbergianus

(2010.3.25：旧福江市）

◆分布：本州〜沖縄　　　

地面に生えるのではなく、樹木などにくっついて暮らす小型のシダの
一種です。長さは10〜１５センチほど、神社にある古木の幹によく
付いています。古いブロック塀で見ることもあります。昔は家の軒下や
茅葺き屋根などにも生えたそうですが、そうした家屋はさすがに
福江でも珍しくなりました。


(2010.3.25：旧福江市）

葉は厚みがあり、固めの革のような質感です。裏返すと、葉の
上半分には胞子の入った袋（胞子のう）が見られることがあります。


(2010.3.25：旧福江市）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
乾燥すると縮んで耐えるといいます。
(2011.6.3）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料　
「写真でわかるシダ図鑑」　池畑怜伸　トンボ出版　2006
「シダ ハンドブック」　北川淑子・林将行　文一総合出版　2007

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