海浜のダンゴムシ
ハマダンゴムシ　（ハマダンゴムシ科）
Tylos granuriferus

(2019.4.7：玉之浦町・頓泊海岸）

★分布：北海道〜九州　　　★大きさ：１５ミリまで「

砂浜海岸に生息するダンゴムシの仲間。日本の広い範囲で見られます。
満潮線、つまり潮が満ちた時に海水がやってくる最大のライン付近の小
石や漂着物の下などに潜んでいます。



一般には夜行性だと言いますが、撮影時は砂浜の表面に出ていました。
今までも何度か、同じような経験をしています。しかし、色合いが砂地に
似ているため、動いていない時はなかなか気づきません。



砂浜が生息地ということなので、海岸開発の影響を受けやすい種類でも
あるでしょう。日本各地の砂浜がずいぶんと減ってしまった今、かつてに
比べれば国内の生息地は相当減ってしまったことでしょう。
大阪府では絶滅危惧種となっています。
(2019.5.19）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料

「山渓フィールドブックス　海辺の生きもの」　奥谷喬司/楚山勇　山と渓谷社
「標準原色図鑑全集　海岸動物」　内海富士夫/西村三郎/鈴木克美　保育社
「フィールド・ガイド　海辺の生物」　松久保晃作　小学館
「日本のレッドデータ検索システム（HP)」　2019.5.19確認

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