フランクフルトのような
シロウツボホコリ　（ウツボホコリ科）
Arcyria cinerea

(2013.7.14：玉之浦町）

◆見られる時期：春〜秋（夏に多い）　　　◆発生する場所：倒木の上、生木の樹皮上

林の中、枯れ木のかけらの上で見つけました。一見すると太短い
ツブツブがたくさんあるように見えます。
大きさが２ミリぐらいしかなかったのと、地上にあったために大きく写すこ
とができなかったのですが、よく見ると、ツブツブに見えたものには軸のよ
うなものがあります。私などは、棒に刺したフランクフルトを思い出します。


(2013.7.14：玉之浦町）

この、フランクフルトでいえばソーセージのような部分は写真のような白っ
ぽいものから淡い黄色のものまで、変化が見られるようです。この部分か
ら胞子が飛び出します。


(2013.7.14：玉之浦町）

大きくても、軸のような部分を含めて５ミリぐらいにしかならないので、観察
にはルーペがあったほうが良さそうですね。
(2013.8.7)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料
「森のふしぎな生きもの 変形菌ずかん」　川上新一/伊沢正名 平凡社 2013
「山渓フィールドブックス　きのこ」　本郷次雄・上田俊穂・井沢正名 　山と渓谷社 2006

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