とにかく巨大なヤツ
ヤマナメクジ (ナメクジ科)
Meghimatium fruhstorferi
(2006.9.22:玉之浦町・大瀬崎)
★分布:本州・四国・九州 ★大きさ:15センチを超える
山地で見かける巨大なナメクジ。木の幹についていたり、山道にへばりつ
いていたりします。動きは非常に遅く、体の大きさのわりには小さな触角を
持っています。
初めて見たときは私も驚いたものです。
夏の夜、クワガタの写真でも撮れないかと夜の笹岳に出かけました。そ
れで、懐中電灯で木の幹を照らした時、浮かび上がったのが大小2匹の
ナメクジでした。
(2006.8.13:笹岳)
下の方がかなり大きいですね。
これがどれくらいの大きさかと言いますと…下をご覧下さい。
私の手から長さを推定すると、15センチを少し越えています。15センチ
というと、ボールペンより大きいんですよ。
長崎県生物学会編「五島の生物(1981)」でも五島にヤマナメクジがいる
ことが書かれており、「巨大なものが発見される」とあります。人によって
は、見たら相当なショックを受けるかもしれませんね。
一つ気づいたのは、頭に近い体の右側に穴のようなものがあったことです。
これは、小さい方のヤマナメクジにもありました。なんでしょうか?
キノコなどを好んで食べるということですが、もしかしたら20センチ近いも
のもいるかもしれません。
(2008.7.5記)