黄色いマユの春のホオジロ
キマユホオジロ 黄眉頬白　（ホオジロ科）
Emberiza chrysophrys

(2022.5月）

◆分布：日本列島には数少ない旅鳥として飛来
◆大きさ：全長１６センチ（スズメぐらい）
◆福江で見られる時期：春（4〜5月）。秋も可能性あり

夏にシベリア中部で繁殖し、冬は中国中部〜南東部で越冬する
ホオジロ科の小鳥。日本列島には数少ない旅鳥と して飛来し、日本海
側の島々で観察されることが多いと言われています。
長崎県では五島列島を含む各地で記録があり、福江島ではおもに春の
渡りの時期、４〜５月に出会いのチャンスがあります。

草地や林のへり、農耕地などに現れて草の種などを食べます。


(2022.5月）

眼の上にある黄色い部分が特徴で、これを黄色い眉に見立てて
キマユの名があります。写真の個体はメスで、黄色部分の上下の
ところが褐色ですが、オスではこの部分が黒です。


(2022.5月）

撮影時は２個体が一緒に草地の地表にいました。どちらの個体も
撮影したような気がするのですが、どちらもメスであった可能性が
高いです。


(2022.5月）

あまり長く滞在せずに渡っていってしまいます…。
(2022.11.2）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考資料　
「日本の野鳥 識別図鑑」
　　　中野泰敬/叶内拓哉/永井凱巳　誠文堂新光社　2016
「フィールドベスト図鑑　日本の野鳥」　小宮輝之　学研　2000
「山渓ハンディ図鑑　日本の野鳥」　叶内拓哉ほか　山と渓谷社 1998
「長�ｱ県の野鳥」 長�ｱ県野鳥の会　2014
「Bird Life International ホームページ」 2022.7.3確認

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